オンライン資格確認について
2024年12月18日
今回は、訪問看護のオンライン資格確認について紹介します。
【概要】
オンライン資格確認とは、保険証利用登録済みのマイナンバーカードもしくは健康保険証を利用して訪問看護ステーションが準備した端末等で、利用者の医療保険における資格情報等を取得する仕組みのことをいいます。
【必要性】
オンライン資格確認を導入することで、利用者自身の直帰の資格情報や本人の同意に基づき診療・薬剤情報等を閲覧することができ、業務効率化や質の高い医療の提供が実現できます。
さらに、継続的に訪問看護が行われている間、2回目以降の訪問においては、訪問看護ステーション側で再照会して資格情報や薬剤情報の照会・取得が可能になるため業務の効率化が見込まれます。
また、今後オンライン資格確認等システムについては、医療DXの推進の中で、生活保護の医療扶助や難病医療の公費負担医療及び地方単独医療費助成への対応拡大が期待されています。
【補助金】
オンライン資格確認の導入を行うと訪問看護ステーションに対する補助金を受けることが可能です。
条件や申請期間、補助金対象等については下記の通りとなります。
(条件)
令和6年11月30日までに、オンライン資格確認等の設備を導入した事業者
(申請期間)
令和7年5月31日まで
(補助金対象項目)
・オンライン資格確認の導入に必要となる資格確認端末の購入等
・レセコンに組み込むパッケージソフトの購入
・オンライン請求回線の初期導入、帯域増強
・オンライン資格 確認の導入に必要となるレセコン等の既存システムの改修
・オンライン資格確認を行うためのモバイル端末の購入やオンライン資格確認等の導入に関連する訪問看護ステーションへの実地指導等
(補助金交付額)
上限金額:429,000円(税込)