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はぐくみ基金について ~概要と導入事例・注意事項等~

2025年02月18日

はぐくみ企業年金(正式名称:福祉はぐくみ企業年金基金)は、厚生労働大臣の認可を受けて設立された確定給付企業年金制度です。
この制度は、企業の従業員や役員が将来の資産形成を支援することを目的としています。

主な特徴
・元本保証:掛金は元本が保証されており、安全性が高いとされています。
・掛金の柔軟性:掛金は1,000円から設定可能で、年2回の見直しができます。
・税制優遇:標準掛金・事務費掛金共に全額福利厚生費として損金計上できます。
・受取の柔軟性:積み立てた掛金は、退職時や休職時、育児・介護休業時などに一時金として受け取ることが可能です。

はぐくみ企業年金は、従業員だけでなく経営者や役員も加入でき、企業の福利厚生の充実や従業員の資産形成を支援する制度として注目されています。

はぐくみ企業年金の導入事例

はぐくみ企業年金の導入事例として、以下の企業が挙げられます。
1. 情報サービス業の法人
同社は、従業員にリスクの少ない福利厚生を提供するため、はぐくみ企業年金を導入しました。その結果、従業員の約6割が加入し、節税効果の可視化や積立額の定期的な通知により、従業員の安心感を高めています。

2. 製造業の法人
同社は、従業員の資産形成を支援するため、はぐくみ企業年金を導入しました。これにより、従業員が安心して業務に取り組める環境を整え、会社の発展に寄与しています。

これらの事例から、はぐくみ企業年金の導入が従業員の資産形成支援や福利厚生の充実、さらには企業の発展や人材定着に寄与していることがわかります。

はぐくみ企業年金(はぐくみ基金)を導入時の注意点

はぐくみ企業年金(はぐくみ基金)を導入する際には、以下の点に注意が必要です。
1. 社会保険料と将来の年金額への影響
掛金を拠出することで、毎月の社会保険料が軽減される一方、将来受け取る老齢厚生年金が減少する可能性があります。具体的には、社会保険料等級が1等級下がると、加入1年あたり約1,300円の年金額が減少することが考えられます。

2. 運用リスクの負担
はぐくみ基金は元本保証が特徴ですが、運用による損失が発生した場合、その負担は法人が負うことになります。ただし、はぐくみ基金では積立不足のリスクは低いとされています。

3. 制度導入までの期間と手続き
導入までには約3~6ヶ月の期間が必要です。この間に、制度設計、従業員への説明会、規程類の手続き、導入申請書類の作成など、多岐にわたる手続きを行う必要があります。

4. 手数料の発生
導入時および導入後に所定の手数料が発生します。具体的な費用については、事前に確認しておくことが重要です。

5. 他の年金制度との関係
個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入している場合、はぐくみ基金への加入がiDeCoの掛金限度額に影響を及ぼす可能性があります。詳細は、はぐくみ企業年金の公式サイトで確認してください。

6. 受け取り時の税金
掛金を受け取る際の税金の扱いは、受け取り方や状況によって異なります。例えば、休職・休業時に一時金として受け取る場合は、一時所得として扱われ、50万円まで非課税となります。退職時に受け取る場合は退職所得控除が適用されます。詳細は、公式の事務手続きガイドをご参照ください。

導入を検討する際には、これらの注意点を踏まえ、企業の状況や従業員のニーズに合わせて慎重に判断することが重要です。

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