2015年07月07日
デイケアも差別化が進んでいます
今年4月の介護報酬改定でデイサービスでも色々な動きが出ています。
今回の改正では、機能訓練や認知症対応を行っているところは評価さ
れるようになり、今後そちらのニーズを追いかける経営者も増えていく
と考えられます。
デイサービス事業所の数も4万件を超え、差別化が必要な時代に突入
しました。
■介護サービスは専門店化が進む
執筆者:船井総合研究所 医療・介護支援部 チームリーダー 森田英樹
介護の時流はケアの専門店化です。
2015年4月の介護報酬改定でデイサービスは大きな再編が促されました。
機能訓練や認知症対応など役割の特化を進める事業所は評価されますが、特徴
のない事業所は報酬を下げる方向なので、経営者に選択を迫る改定になります。
また、デイサービス事業所の数は40,000カ所を超え、利用者の獲得競争が
激しくなっているので、お客様に対して訴求力のある事業所へ作り変えていく
必要があります。
例えば、「歩けるようになる」をコンセプトに、デイサービスを展開する大阪府
堺市のシャローム様。
1日2回転定員30名で稼働率90%以上、利用者の平均要介護度は2ほどで、
利用者の登録総数は110名~120名ほどと大人気です。
在宅で暮らし続けたい要介護者に短時間型プログラムを提供し、専門家が連携し
て評価・改善を図っています。
利用者の要望を聞きながら「歩く」にこだわってサービスを提供。
目的を同じくする利用者と一緒に取り組みますので、お互いに刺激されます。
サービスの目的を1つに絞ることで職員が一致団結し、利用者の状況把握・改
善法の模索・勉強会を実施し、外部向けの勉強会も開催して自らの取り組みを
PRすることで、売り込むことなく利用者を獲得できます。
冒頭でも申し上げました、視察バスツアーでは、株式会社シャロームの俣木専
務様のご講演を予定しており、詳しくお話くださることになっております。
ご興味がある方はぜひご参加ください。